壁男テニス|壁打ち練習で市民大会1勝を目指す40代初中級のリアル上達記

壁打ち中心の練習で草大会優勝を果たした40代社会人が、市民大会1勝を掴むテニス上達法を公開するブログなのだ。

壁打ちでラケット忘れた結果|ボールだけでできる練習法4つ

ねえ、25分かけて絶望したことある?

ある日のことなのだ。

ボクはいつものように、テニスバッグを肩にかけて壁打ち場へ向かったのだ。片道25分。往復50分の、ちょっとしたドライブである。天気もよく、気分も上々。「今日こそフォアハンドを仕上げるぜよ」と気合を入れていたのだ。

到着。

いざ準備、と。

…あれ。

「ラケットがない」

頭の中でスローモーションが流れたのだ。走馬灯のように。


家にあるラケット。

今ここにいるボク。

手元には、テニスボール1個だけ。


詰みである。

一瞬、帰ろうと思った。でも冷静に考えた結果、貧乏性のボクはこう結論を出したのだ。

「ここまで来て帰るのは、さすがにもったいない」

そして生まれたのが、今回の記事なのだ。


この記事でわかること

この記事は、こんな人に向けて書いているのだ。

  • 壁打ちの練習メニューに迷っている初中級者
  • 壁打ち場に着いてから絶望した経験がある人
  • 壁打ちがマンネリ化してきた人

そして先に結論を言うのだ。

ラケットがなくても、ボール1個あれば練習はできる。むしろ気づきが多い。

(ただしメンタルは少し削られる)

信じてほしい。これは負け惜しみではない。たぶん。


ボール投げでできる練習、4つ紹介

ラケットがない状態で「じゃあ何ができるか」を考えたところ、意外と4つも見つかった。順番に紹介するのだ。


① オーバースロー(普通に投げる)

まずは基本中の基本。壁に向かって、普通に投げるのだ。

ポイントは野球のピッチャー気分で投げること。これだけで、なぜかちょっとテンションが上がるのだ。気分だけ大谷なのだ。単純である。ボクは単純な生き物なのだ。

「練習」と意識しすぎず、まずはウォームアップ感覚でやるといいのだ。体も温まるし、壁との距離感も掴めるのだ。


② 遠くからオーバースロー

距離をとって壁に向かって投げるやつなのだ。

イメージは外野手のバックホーム。思い切り、遠くへ。

気分はイチローのレーザービーム。

「これ何の練習?」と思うかもしれないのだが、腕を上に振る動作がサーブの動きにかなり近いのだ。ボール投げとテニスのサーブは、上半身の使い方がよく似ているのだ。

実際にやってみると、「あ、これサーブの感覚じゃん」と気づけるのだ。ラケットがない状態でサーブの動作確認ができるというのは、なかなかお得感があるのだ。


③ 横投げ(サイドスロー)

横から投げる、いわゆる「サイドスロー」なのだ。

これがフォアハンドに近い動きなのだ。

  • 横から腕を出す
  • 体をしっかり回す
  • ボールに力を伝える

この3つを意識すると、フォアハンドのスイングと体の使い方がほぼ同じであることに気づくのだ。「テニスは体全体で打つ」とよく言われるが、その意味がじんわり分かってくるのだ。


④ 裏拳投げ(これが最難関)

これが一番難しいのだ。

ざっくり言うと、片手バックハンドのイメージで投げるやつなのだ。裏拳気味に壁に向かって投げてみるのだ。

結果は惨敗だったのだ。

全然飛ばない。びっくりするくらい飛ばない。

バックハンドで使う側の筋肉が、フォアハンドと比べていかに弱いか。それが如実に、残酷なまでに、数字ではなく距離という形で可視化されたのだ。

「ボクのバック、こんなに非力だったのか…」と静かに悟ったのだ。


最大の気づき:ラケットって"ブースター"だった

4種類を一通りやってみて、一番の収穫はこれなのだ。

ラケット、めちゃくちゃ優秀すぎる。

手で投げると、

  • 球が遅い
  • 威力が出ない
  • 思ったよりぜんぜん飛ばない

普段、どれだけラケットに助けてもらっていたか。手で投げるとそれが如実に分かるのだ。

つまりラケットとは、**「ボールを加速させるブースター」**だったのだ。

ラケットがなければ、ボクのスイングは壁に辿り着く前に失速していたのだ。ラケットがあるから、フォアが打てていた。バックが打てていた。

「自分で打っている」と思っていたのが、実はラケットが打たせてくれていただけだったのかもしれないのだ。ありがとうラケット。ちょっと哲学っぽくなってきたのだ。


さらに気づいた:左右バランスと"逆シングル"

ボールだけという状況に慣れてきたボクは、せっかくなので遊び始めたのだ。

左手でも投げてみた

意外とこれがよかったのだ。

左手で投げると、

  • 体の左右バランスを意識できる
  • 利き手じゃない側の動きの不自由さに気づく
  • 「普段いかに右側だけ使っているか」が分かる

テニスって右手(利き手)ばかり使いがちだが、実は左手の使い方がフォームに影響することも多い。左手で投げる練習は、地味に体のバランスを整えてくれるのだ。

壁からの跳ね返りを"逆シングルキャッチ"する

これも地味ながら効くのだ。

壁に投げて、跳ね返ってきたボールを左手で逆シングルキャッチする。

やってみると気づくのだが、この動きがフォアハンドのテイクバックで左手を添える感覚にけっこう近いのだ。テニスではフォアのテイクバック時に左手でラケットを支える。その感覚の練習になっているのだ。

「ボール投げとテニスって、こんなにつながっているのか」と思うと、ちょっと楽しくなってくる。テニス、奥が深いのだ。


感じた小さな変化:「打つ」から「伝える」へ

一連の練習を終えて、ふと気づいたことがあった。

今まで「ラケットで打つ」という感覚でテニスをしていたのだが、今日の練習のあとは少し違うイメージが生まれたのだ。

「ラケットで打つ」のではなく、「体でボールに力を伝える」

ラケットはあくまで道具で、力を生み出しているのは自分の体なのだ。体全体でスイングして、その力がラケットを通じてボールに乗っていくイメージなのだ。

…まあ、あくまで「気がする」レベルなのだ。次の壁打ちで全部崩れる可能性もあるのだ。でも今日一日、このイメージを持てたのは、ラケットを忘れたおかげなのだ。

人生、忘れ物もたまには役に立つのだ。


まとめ:絶望の前にボールで遊んでほしい(壁打ちでラケットを忘れたら)

今回の内容をまとめるのだ。

やったこと 気づいたこと
オーバースロー サーブの腕の動きに近い
遠投オーバースロー サーブの感覚練習になる
サイドスロー フォアハンドの体の使い方に近い
裏拳投げ バック側が死ぬほど弱い(自分比)
左手で投げる 左右バランスの大切さに気づく
逆シングルキャッチ テイクバック時の左手感覚に近い

そして一番の学びはこれなのだ。

ラケットに頼りすぎていた。ラケットのありがたみをもっと知るべきだった。

もし今後、壁打ち場でラケットを忘れた読者がいたら。

絶望する前に、まずボールを取り出してほしいのだ。そして壁に向かって投げてみてほしい。

意外と収穫はあるのだ。

(不完全燃焼感は、まあ、ある笑)


次回予告

次は「壁打ちの効果を最大化する練習メニュー」をまとめる予定なのだ。

今度こそ、ちゃんとラケットを持っていくのだ。玄関に置いておくのだ。靴の上に乗せておくのだ。それでも忘れる気がするのだが、それはそのときのボクに任せるのだ。

引き続き、よろしくなのだ。

 

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